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  • 水軍衆に関係あるよーなないよーな【捕鯨メモ】

    鯨捕りについてのメモってだけです

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    【祈る】
    激しい闘いの果て、羽差がとどめをさそうとするとき、各船の漁師たちは一斉に「常楽・常楽」と唱えたといいます。常楽(じょうらく)とは仏教用語で、安らかに往生できるよう、一心に祈ったのです。
    板子一枚下は地獄というきびしい海の上で、命を賭けて鯨に挑んでいく鯨捕りたちは、その一方で、鯨に対する畏れと敬う気持ちを持っていたからです。そしてそれは大いなる自然への畏れでもありました。

    【神仏に祈る】
    鯨を捕ることを生活の糧とする鯨捕りたちは、神仏に大漁や海の安全を祈る一方、その鯨の供養の為に地蔵を建立したり石灯籠や絵馬を奉納するなど、鯨に対する鎮魂の思いを捧げてきました。また、日常の生活の中でも正月の話始め、乗出儀式に始まり、えびす祭り、御祈祷など、神仏への祈りを欠かすことはありませんでした。鯨組の人々にとって、捕鯨は巨大な鯨との闘いであると同時に、海というきびしい自然との闘いでもあったのです。

    【鯨供養】
    室戸のお寺には鯨の霊を祀る鯨供養の位牌が3基残されています。
    一つは浮津組の網本であった宮地家が、天保8年(1837年)に捕獲した鯨が千頭になったので、その供養のため梵鐘と位牌を作って弔ったというものです。この位牌は高さ1メートルと大きなもので「南無法蓮華教 鯨供養」と書かれています。鯨組では毎年、鯨魚の供養を怠る事なく法事をするのが習わしでもあったのです。
    また、母鯨を解剖した時に子供が出てくると、赤い襦袢にくるんで手厚く埋葬し、洗い米と清酒を供え、7日間は番人をつけて供養したという記録もあり、民話の中にもこの孕み鯨と鯨組の哀れな交流が物語としても伝えられています。



    【剣】
    剣をゼンザイ(頭から肋骨までの間)に突き刺すと、血が吹きだして海水が赤く染まり、鯨は息絶えます。
    剣の重さは約2貫(7.5キロ)もあります。

    【銛】
    銛・早銛・中銛・大銛・樽銛がある。
    鯨を弱らせるために投げる銛は、刺さって鯨が逃げようとすればするほど曲がって抜けにくくなるよう作られた。

    【手形包丁】
    羽指が持双柱に鯨を縛りつけるための二筋の切れ目を、鯨の首につける(手形を切る)ために用いられた包丁で、羽指が持って海に飛び込まねばならないため、軽くつくられました。
    手形包丁は羽差が口に咥えたまま海に飛びこまなければならないので、軽量でしかも水に濡らした紙がすぱっと切れるほど、研ぎ澄まされていたそうです。


    【解体】
    勢子船に大印旗が上がったら、準備を始める。
    解体は尾から頭へと進んで行く。
    7~10人の魚切職人が鯨包丁をつかって解剖をする。


    【勢子船の模様】
    鯨油で溶かした顔料で模様が描かれている。
    船体の保存、速度アップ、船体の保存、船を見分ける、他に鯨を驚かせる
    勢子船=8つの艪。12人の男が乗る
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